2018年03月01日

『遊星よりの物体X』を観て考える映画の進化と国際問題

遊星よりの物体X-デジタルリマスター版- [DVD] -
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 1951年公開の白黒映画。
 1982年に『遊星からの物体X』としてリメイクされた。
 1982年版の宇宙人は分かりにくい設定でしたが、本作の宇宙人は植物から進化した人間型という設定で、分かりやすかった。怪獣映画の範疇といってもいいくらい。
 まるで東宝映画の変身人間シリーズ海外編『北極調査隊VS植物人間』ですね。


 1982年版では、得体のしれない不気味な生物との心理戦であり、しかも不安を抱かせる終わり方。それに比べて本作品は敵も分かりやすいし戦いも優勢で被害者も最小限で済むし最後は勝利に終わるというエンタメ作品。1982年版と比べると軽々しく感じます。
 しかし、1982年版もこの1951年版を踏まえていたからこそ、あそこまで実験的な冒険ができたのではないでしょうか。
 映画が受け入れられるには時代的制約もあります。
 1951年に1982年版のような宇宙人の描写は技術的にも不可能であろうし、観客に受け入れられるとも思えません。
 今でこそ名作との評価が高い1982年版ですら、公開当時はまだ時代より進み過ぎて受け入れられなかったくらいです。
 映画の創り手も観る側も、先人の業績を踏まえながら進化していくものなのです。
(しかし、今から見るのならば、やはり制作順に観る方がいいと思います。)

 
 北極調査隊の隊長・アーサー・カリントン博士(ロバート・コーンスウェイト)が憎らしいマッドサイエンティストを演じています。
 博士の科学的好奇心・異生物への博愛精神は本来は崇高なものだと思います。しかしあの状況であのような行為を行うのはやはりマッドサイエンティストたるゆえん。もっと人間的常識を持って空気を読まなくてはいけません。
 一方、パトリック・ヘンドリー大尉(ケネス・トビー)は人命尊重のために活躍します。
 1951年の時代背景はソ連との緊張が高まっていたのでしょうか。対話より対決・博愛主義のマッドサイエンティストよりも敵と戦う軍人がいいように描かれています。
 本来は国際協調の方がいいんですけどね。
 何事も極端に走らずに“是々非々・中庸”を心がけたいものです。


  [wikipedia:遊星よりの物体X]


SF KidなWeblog
『遊星からの物体X』と映画の鑑賞力
  http://sfkid.seesaa.net/article/456757425.html


  [wikipedia:Category:変身人間シリーズ]


恐怖映画学校 遊星よりの物体X
  http://kakipyi.fc2web.com/9th/thingfaw.html


メタボの気まぐれ 遊星よりの物体X
  https://plaza.rakuten.co.jp/jyoudankeri/diary/20120414/


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posted by SF Kid at 20:46| Comment(0) | 特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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