2020年06月11日

藤子・F・不二雄 少年SF短編集 (1)

少年SF短編集 (1) (小学館コロコロ文庫) - 藤子・F・不二雄
少年SF短編集 (1) (小学館コロコロ文庫) - 藤子・F・不二雄


 私は子どもの頃、一時期コロコロコミックを定期購読していたことありました。
 コロコロコミックには藤子不二雄の『ドラえもん』『パーマン』『怪物くん』等が連載されていました。
 だから藤子不二雄さんのマンガは懐かしい感じがします。
 でもコロコロコミックには藤子不二雄の読み切り短編マンガは掲載されていなかった。
 本書に掲載されているような短編作品も載っていたら楽しい思い出になっていたはずだと思います。

【ひとりぼっちの宇宙戦争】1975年週刊少年サンデー37号
 宇宙戦争のために地球代表に選ばれた少年が自分そっくりのロボットと戦う。
 自分そっくりだと戦いにくくないだろうか。
 まだ憎らしい形だと闘う気も起こりそう。
 
【コマーさる】こどもの光1980年8月号
 何で宇宙猿がこんな特殊能力を持っているのだろうか。宇宙には想像を絶する生命があるんですね。
 
【なくな!ゆうれい】小学5年生1975年7月号掲載
 登場するゆうれいは、星の子チョビン(1974年)に似ています。
 悪役として、小学生ながら悪どい三人兄弟が登場。
 父親が市会議員で権力を持っていることをいいことに悪事をやりたい放題。
 ちょっとシャレにならないくらい本格的な悪人です。
 主人公はのび太君のように一方的に逃げたりやられたりするのではなく、積極的に歯向かおうとしています。
  
【未来ドロボウ】1977年週刊少年サンデー37号
 天才科学者が良い人で良かった。
 
【四畳半SL旅行】1979年 マンガ少年12月号
 こんな終わり方ずるい。
 
【恋人製造法】1979年 週刊少年サンデー春の増刊号第2弾4月25日号
 宇宙人を助けたお礼に遺伝子を使って片思いの麻理さんのクローン人間を製造するが処置に困って宇宙人に引き取ってもらう。
 巻末解説で大林宣彦監督が「単純な夢物語としての漫画だったら、このラストはきっと円盤に乗っていった方が本物の「少年」で、地球に残ったのが抜け殻のミュータントであった、という結末になるだろう。」
と指摘され、少年が地球に残ることに意味を見出しています。
 それを読んで、こういう方法があったのだ!と驚きました。
 私としては、地球に残るのが当然だという考えにとらわれていて、地球にクローンを残して自分が宇宙に行くという発想を思いつきもしなかった。
 これは私が地に着いた発想をしているというよりは、未知の宇宙環境で過ごすより住み慣れた地球で住む方がいいという消極思考の現れです。
 しかし、未知の世界に飛び出すという自由な発想力を持つことも必要だと思いました。
  
 以前HPで『消えた五人の小学生』(大石真)について書いたことあります。
 それと読み比べてみると面白いのではないでしょうか。
  
20世紀少年少女SFクラブ
 消えた五人の小学生
  http://sfclub.sakura.ne.jp/kokudosha06.htm
  
【ニューイヤー星調査行】1981年 マンガ少年2月号
 宇宙文明発祥の伝説を持つ星を調査!
 宇宙には色々な星があるものですね。
 探検隊の隊員は地球人4人。
 この4人も性格や考え方は人それぞれ。
 同じ地球人でもこれだけ違うのだから異星人が全く違うのも当然です。
 
【宇宙船製造法】1979年 週刊少年サンデー8月号
『十五少年漂流記』の宇宙版。8人の少年少女の勢力争いがリアル。読み応えあります。
 主要キャラ5人はよく描けているのですが、残る3人(うち1人が女性)の印象が薄い。
 まあこれだけのページ数だから脇役は脇に徹したのでしょう。
 
 なお、私はたまたま古本屋で見つけた本書を購入したのですが、藤子・F・不二雄さんの短編集は本書の他にも幾つかバージョンがあります。


少年SF短編集 (1) (小学館コロコロ文庫)(1996年4月26日発売)
  https://booklog.jp/item/1/4091940358

藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>(1)ミノタウロスの皿 (2000年7月25日発売)
  https://booklog.jp/item/1/B079TP9GDQ

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 1(2010年9月24日発売)
  https://booklog.jp/item/1/4091434398

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 (1)(2011年10月25日発売)
  https://booklog.jp/item/1/409143472X

藤子・F・不二雄のSukoshi(すこし) Fushigi(ふしぎ)もの語り―少年SF短編集・異色短編集より
  https://booklog.jp/item/1/4093870527


少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
 劇画・オバQ ネタバレ感想
  http://sfclub.sblo.jp/article/182790230.html


●ブクログ  https://booklog.jp/item/1/4091940358
●読書メーター  https://bookmeter.com/books/462440
●本が好き! https://www.honzuki.jp/book/33623/


にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 超常現象へ 
 ↑日本にブログ文化を!ブログランキング にほんブログ村
 に参加しています。クリックよろしくお願いします。 
   ★ミ ★ミ ★ミ ★ミ ★ミ ★ミ ★ミ

 ☆SFを考え、過去を考え、未来を考える
   20世紀少年少女SFクラブ
   SF KidなWeblog
   少年少女・ネタバレ談話室
 ☆快眠・早起き朝活・健康生活がテーマです!
   快眠・早起き朝活・健康生活ブログ
 ☆相互紹介
   OLDIES 三丁目のブログ
   荒馬紹介のツイッター保管庫
   万年週末占い研究青年の覚え書き

posted by SF Kid at 20:21| Comment(1) | 空想科学小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
藤子・F・不二雄 少年SF短編集 (2)
   http://sfkid.seesaa.net/article/475803592.html
   ↑TB代わりのコメントです。
Posted by SF Kid at 2020年06月20日 21:04
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: