(ネタバレ注意!!)
20世紀少年少女SFクラブ
リュイテン太陽 福島正実
同志諸君、結末について語ろうではないか!
https://sfklubo.net/luyten-sun/
『リュイテン太陽』は、私が読んだSFベストセラーズの2冊目です。
『五万年後の夏休み』http://sfclub.sakura.ne.jp/sf22.htm
を読んで、鶴書房SFベストセラーズは面白そうだぞ、他の作品も読んでみたいぞと思って、同じ鶴書房の世界名作シリーズに掲載されていた簡単なあらすじ付き目録を何度も眺めていました。
私が住んでたのは書店も図書館もない田舎町で、年に何度か母親の用事にくっ付いて1時間ほど電車とバスを乗り継いで県庁所在地の市に所在する、県で一番大きい書店(何と2階建てなんです!)に行くのが楽しみでした。
(その書店もその時に利用したローカル鉄道も今はもうありません。)
とにかく、待ちに待った書店へのお出かけの日、当時は存在していたその書店の2階の児童書コーナーで、鶴書房SFベストセラーズのコーナーを見つけたのでした。
しかし数冊しかなく、私が一番読みたかった中尾明『黒い放射線』もなかったのです。
(その頃は丁度鶴書房が倒産した頃で、補充もなくなったのではないでしょうか。)
数少ない選択肢の中から選んだのが、この『リュイテン太陽』だったのです。
あれだけ読みたかったSFベストセラーズでしたが、本書を読んだ感想は、確かに面白かったけど、そんなに記憶に残るものではなかったのです。
SFベストセラーズについては、『五万年後の夏休み』や『異次元失踪』など、その後の人生で何度も思い出して忘れることのなかった作品もありましたが、本作品については、ほとんど忘れていました。
ただ、主人公の名前が「ニシグチ・シンペイ」だ、ということはずっと覚えていました。つまり、印象に残る名前だったのです。
(今回読んでみると、本書に収録された2つの作品の主人公の名前を混同していたようです。)
それほど私の記憶に残っていなかった本書でしたが、今回読み返してみると、なかなか面白かったです。
『リュイテン太陽』は、HPでラストについて茶化すようなこと書きましたが、そこに至る過程は、大人となった私が読んでも読み応えある渋いものでした。
(私が大人になり切れていないという突っ込みはなしです)
『地底人オリガ』も、展開が都合良すぎると茶化しましたが、設定自体は本格SFです。
文学的志向のSFを目指した福島正実さんらしい、読み応えある渋い作品だと思います。
リュイテン太陽 SFベストセラーズ
福島正実 社団法人 日本土木工業協会
[wikipedia:福島正実]
[wikipedia:覆面座談会事件]
少年少女岩窟文庫
■ [G][小56][SF] 『リュイテン太陽』
http://cya-read.g.hatena.ne.jp/kashoh/20001225/p1
wawabubu(なおぼん)のblog 福島正実
http://vcrmnfeconi-wawabubu.blog.jp/archives/1055298972.html
復活!三輪のレッドアラート! 子供の頃に読んだ本
http://klingon.blog87.fc2.com/blog-entry-462.html
もう一度読んでみる リュイテン太陽
http://sacorama.web.fc2.com/rereading/106.html
古いジュブナイルSFのタイトルと、出版社を探しております。どなたかご存知の方...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12119439012
SF KidなWeblog
月世界2008年 福島正実が予見した21世紀初頭の日本
http://sfkid.seesaa.net/article/414769703.html
ブクログ http://booklog.jp/item/1/B00GD6POYC
読書メーター http://bookmeter.com/b/B00GD6POYC
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ラベル:福島正実 鶴書房SFベストセラーズ