ロストワールド2 (徳間文庫) - 田中 光二
古代インカの膨大な秘宝を埋蔵していると言われる伝説の黄金都市・マノア!
スペインの探検家ガルシア・デ・ルイスは伝説とされていたこの都市を発見したが帰国の途中、残酷な現地人によって殺害された!
我らがロクストン卿は偶然ガルシアの書いた地図を入手したのである!しかも宝物は恐竜が守っているという!ロクストン卿はかつての3人の仲間を呼び寄せ、出発する!
彼らの前に次々と発生する異常事態!
ガルシアの娘を名乗るエスメラルダ・デ・ルイスによる妨害!ロクストン卿を敵として狙う盗賊・メンドーザ兄弟一味!排外的で狂暴な現地人の襲撃!案内人の反乱!
果たして黄金都市は見つかるのか!恐竜は存在するのか!そして彼らは生きて帰ることができるのでしょうか!!
コナン・ドイルのチャレンジャー教授シリーズ『ロストワールド』の続編です。
しかし本作品の主人公は明らかにロクストン卿です。
失われた黄金都市の手がかりをつかんで探検隊を組織し、探検隊の隊長となります。
これにはさすがのチャレンジャー教授も反対できず、本作品ではチャレンジャー教授もサマリー先生も脇を固めています。
そしてマローン記者はロクストン卿の助手として語り手として大活躍します。
いわばロクストン探検隊シリーズの始動というところでしょうか。
失われた黄金都市の調査というとロマンあふれる冒険というイメージですが、そんな生易しいものではありません。金網デスマッチのような痛みの伝わる命がけの冒険の連続です。
探検は始まる前からエスメラルダ一味に脅迫され妨害を受けます。
しかも現地に入ればロクストン隊長を敵と付け狙う盗賊団やら排他的な原住民やらに狙われ、案内人の態度も不穏です。
私なら探検を続ける勇気はなく、逃げ帰ってしまうでしょう。
そこを探検を続けるのだから小説になるのでしょう。
しかしチャレンジャー教授もサマリー先生もお年というのによくこの探検に耐えました。
私なら体力的にも無理そうです。
さて、果たして黄金都市は見つかるのでしょうか?恐竜はいるのでしょうか?
さすがに現代の日本人が描いただけあって、結末は20世紀後半の価値観で描かれていて、森詠版『失われた世界』と共通するものを感じます。
20世紀少年少女SFクラブ
21世紀版『失われた世界(ロストワールド)』映画化原作!【コナン・ドイル原作】【森詠監督】
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人外魔境(ロストワールド)の秘密 (新潮文庫) - 横田 順弥
↑次はこれに挑戦しなくては!
[wikipedia:田中光二]
気まぐれ人生いつでも雨2
『ロストワールド2』田中光二
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ぽんこつザウルス
恐竜本紹介『ロストワールド2』
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ロストワールド2 ☆☆☆☆
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