近未来の大予言―二十一世紀地球は聖なる星になる! (Kosaido books) - 知花 敏彦
タイトルは「大予言」となっているのですが、具体的な予言はされていません。
うお座から水瓶座の時代に入ったから今後は精神の時代になる、と漠然とした精神論が語られています。まあこのようなことはスピリチュアル系の方がよく言われていますね。
人間は確かに輪廻転生していて過去世はあるが、過去世にこだわるのは良くないことであって、大切なのは人間の本質だ、と書かれています。私も過去世に興味あるのですが、だから良くないのですね。今後は過去世を振り返ろうとせずに本質を高めるようにせねば。
日本のバブルがはじけたから物質と精神のバランスが正されて1999年に人類は滅亡しなかったということです。
しかしそれで安心してはいけない、2000年にはコンピュータの2000年問題に加えて地球を磁気嵐が襲う、と警告されています。しかし今思うとそれらも無難にやり過ごせたようです。
固体はバイブレーションが低く気体は高い。だから波動を高めると気体(空)に近づく、と書かれています。
そういえば私はバイブレーションの低さ・精神の重さを自覚します。
精神的に調子が悪いので気分が重くて人との会話も弾まないのです。
あまり悪いことばかり考えずに楽しいことを考えて精神を軽くしないといけないですね。
終章は「日本民族の使命とは何か」。この章だけ河合勝という方が書かれています。
カゴメの歌は日本から精神文明が広まっていくということを予言した歌だとか、日本列島は世界の縮図になっているとか、竹内文書をはじめとした古史古伝だとか日猶同祖論だとか、私も大好きなムー的話題の集大成です。
それなら選民思想的に「日本は特別な民族なんだ、日本は世界をリードする民族なんだ」と主張するのかと身構えていると、いい意味で裏切られました。
「神は特定の民族だけをえこひいきすることはあり得ません」
「民族それぞれにはそれぞれの役割と立場があり、それはすべての民族によって異なるはずです」
「民族によって上下はまったくないのです」
さらにもっと素晴らしいことも書かれています。
「現行の日本の平和憲法は米国という占領国が一方的に押しつけたものだとの受取り方もありますが、この憲法は二十一世紀の国際社会に通用する考え方が草案されており、超意識の世界が指導して、人間が造らされた憲法なのです。
戦争を放棄し、平和、愛の精神で作られているのです」
まさしくその通り!こんな立派で素晴らしい憲法を改悪してはいけません!
それでこの章の結論としては、今まではユダヤ人が物質文明を広めてきたが、今後は日本人が精神文明を広めていく時代になるはずだ、と述べています。
実にいいことが書かれていますが、現実はどうなんでしょうか。
確かに日本ではスピリチュアルのブームはあるようですが、政治的には全く正反対のように思えます。
上で未来の理想だと言われている日本国憲法ですが、現実には憲法を改悪しようとしている政党の支持率が圧倒的に高い。むしろ憲法を敵視してヘイト的・暴力的な発言をする政治家の人気が高まる傾向にあります。
日本の政治家も世界をリードするどころか、アメリカ言いなりです。一説にはアメリカ政府の意向に逆らうと首相になれないとか、アメリカににらまれると首相を辞めさせられるとまで言われています。
そしてロシアのウクライナ侵攻が始まりました。これにより食糧・エネルギー・経済問題はどうなるのでしょうか。核戦争や人類滅亡につながりかねない危機的状況です。
水瓶座の時代、精神文明の時代と言われていますが、果たして人類の今後はどうなっていくのでしょうかね。
宇宙科学の大予言―釈迦とイエスが説いた宇宙科学で地球は蘇る! (廣済堂ブックス) - 知花 敏彦
心を育てる瞑想 - 知花 敏彦
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4331008444
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知花先生 - 風大和研究所 https://www.kazeyamato.co.jp/
精神世界の中心でブレイクダンスを踊る
知花敏彦さん
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