1月12日の夜に放送された映画
『バブルでGO!!タイムマシンはバブル式』
面白かったですね〜。すごかったですね〜。
未来の日本では格差社会が極端に進行して貧富の格差が明らかになっているんですね〜。仕事も、派遣や日雇いなどの不安定で実入りの少ないものが大部分となっています。国民の大部分が没落して教育費も出せなくなって、大学に行く学費も出せない家庭が大多数となっているんですね〜。それでも、子どもを産むことができる家庭はまだ恵まれている方で、結婚しても子どもを産む余裕がなかったり、それ以前に結婚できること自体がまだ恵まれているという有り様。
すごいですね〜。こんな未来、誰が予想していたというんでしょうか?
実はこの大不況、郵政の民営化が直接の原因となっていたんですね〜。国民にとって銀行よりもはるかに利便性があった郵便局を民営化したために庶民は手数料をむしり取られ、利子を減らされ、どんどん没落していったんですね〜。
日本の経済に大打撃を与えた郵政民営化、実はこれ、日本の富を某国に売り払うための大陰謀だったんですね〜。
2012年、日本の経済は破産寸前になっていました。そのような状況下、外資系に乗っ取られる寸前となっている日本の大企業に勤めている女性科学者・田中真理子(薬師丸ひろ子)が偶然タイムマシンを開発します。
財務省の下川路功(阿部寛)は、過去に戻って郵政民営化を防ぐ極秘プロジェクトを計画。実験の結果、タイムマシンでタイムスリップできるのは、体格に制限があることが判明(要するに、小柄な人でないと駄目なのよ)。
そこでタイムマシン開発者である田中真理子自身が過去にタイムスリップします。
無事過去に着いた真理子は新聞のニュース写真に写るという決めておいた合図を送りますが、それ以後消息を絶ってしまいます。
実は真理子は、郵政民営化を推進していた首相(伊武雅刀)を説得に行って捕まってしまったんですね〜。
下川路は真理子の娘・真弓(広末涼子)を探し出し、真理子の救出に向かわせます。
無事過去に戻った真弓は、当時の下川路と遭遇し、真理子救出と郵政民営化阻止の行動を開始します。
あせった首相は真理子を騙し、民営化をやめるから偉い人の前で未来の状況を話してくれ、と料亭に呼びます。
料亭には、“日本の経済を裏で支えている”という面々が集まっています。なぜか外国人が多いですね〜。
真理子が郵政民営化後の惨状について話し終えると、拍手が起こります。
「感動した!」
「我々の思った通りだ」
首相は話します。
「我々が日本の経済を支配できれば、国民なんか永久に痛みに耐えてりゃいいんだよ。
この時代にはお前はいないはずだから、殺しても犯罪にはならないはずだ」
救出に飛び出す下川路と真弓。
しかも用心深い首相は、この時代の真理子の周辺に“刺客”を放って監視していたのだった!
さあ、真理子・真弓親子はどうなる!?そして郵政民営化は、日本の経済は……!?
タイムスリップ、面白いですね〜。
今回は2012年から2005年(平成17年)の8月にタイムスリップします。1か月後の9月11日に行われる選挙で下される間違った選択を変ることが目的なんですね。
映画の中では過去、色々なタイムマシンが登場してきましたが、今回のタイムマシンは何と、お風呂の形をしているんですね〜。広末涼子が泡まみれになって入浴シーンを演じています。しかもその前には何と、タイムストリップまで見られちゃうんですからもう見ないわけにはいかないですね〜。
えっ、違うの!?間違った!?こりゃまた失礼しました。
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やり直しです。
今回のタイムスリップは、2001年8月。後に世界大戦を引き起こす大事件を阻止することが目的。黒幕は一体誰か!?陰謀はあったのか……!?
……というのも間違い。
本当はバブル崩壊を止めるためにバブルの時代にタイムスリップするのです。
非常にスケールの小さなというか、規模の小さな今回のタイムスリップ。今回はバブル崩壊を止めるというのがテーマでしたが、他にも色々できそうだ、というんで、私がやりたいと思った妄想をば書いてみました。
原作は8ページのマンガということで、細部にはこだわらず楽しみましょうというタイプの映画だろう。タイムパラドックスなどの難しいこともなしということで。
あまり触れられていないが、私が面白いと思ったのは、日立の研究員と思われる白衣の太った科学者。セリフもなく、描写も少なかったが、結構ポイントとなる出番があった。真理子が過去に送ったヤフーのTシャツを保存していたというのが最大の活躍だろう。
しかし、17年間レイアウトが変わらない研究室という設定がすごい。ウェルズの『タイム・マシン』では、タイムマシンの位置が少しずれただけで爆発してしまったことが示唆されていたのだが。
ウィキペディアにはカメオ出演についての記述があるが、彼については書かれていない。結構思わせぶりに映っていたので、彼もまたカメオ出演かと思っていたのだが。
何とヤフーの映画特集ページに彼のインタビュー記事が掲載されていた。和田倉研究員という。
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/go-bubble/general_special2/index.html
真偽が分かりづらい書き方であるが、役者が役を演じているのだろうか。それとも、本当に日立の研究者なのだろうか。
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それにしても、映画の中では、バブル崩壊は陰謀だった、ということになっていたが、現実のところはどうだったのだろうか。当時の政府は良かれと思って行ったのだろうか。それとも、この映画のように、陰謀のために意図して行ったのだろうか。
バブル時代を描いた映画としては、
『就職戦線異状なし』もあります。
[wikipedia:就職戦線異状なし]
これはバブルの時代に同時進行的に作られた映画なんですね。人手不足のために企業が内定した学生が逃げないように拘束するという、今では信じられない話。何とこの映画、DVD化されていないんですね。
『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』
公式サイト http://www.go-bubble.com/index.html
公式ブログ http://blog.cinemacafe.net/go-bubble/
YAHOO!映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』特集
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/go-bubble/
GOO映画 バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10140/index.html
[wikipedia:バブルへGO!! タイムマシンはドラム式]
[wikipedia:アメリカ同時多発テロ事件]
超映画批評 『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』90点(100点満点中)
http://movie.maeda-y.com/movie/00861.htm
(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ) バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 35点(100点満点中)
http://blog.livedoor.jp/tsubuanco/archives/50918861.html
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