2008年04月16日

未来少年コナン 第2話 旅立ち

『未来少年コナン』、テレビ大阪で日曜午前11時から再放送中!
 今回も旧ブログの2004年11月15日付に書いてあった視聴レポートを加筆修正して書いておく。
 


  
 
  
 第2話からは、主題歌が始まる前に西暦2008年7月の戦争のシーンが流れる形式のオープニングになった。
(注:2004年のNHKでの再放送ではOPもEDも放映されていたのである。)
  
 オープニングを見ていて、ふと思ったのだが、最初に残され島の浅瀬の中を魚が泳いでいるシーンのバックに、建物の残骸が映っている。
 今まで思ってもいなかったのだが、その中の一つが突然、国会議事堂に見えてきた。
 そんなこと思った人はいないでしょうか。
 もしあれが国会議事堂なら、残され島は東京だということになるのだが……?
(ビルのてっぺんがとんがっているので国会議事堂のように見えたのである。)

 前回書くべきであったが、ラナがモンスリーとクズゥに簡単に捕まりすぎるような気がする。コナンが気付いた時にはもう既に捕まってファルコに乗せられているのである。非常に早い。
 
 まず、ラナの存在に気付くことが難関である。
 爆弾がラナの近くで爆発した時、モンスリー達ははるか遠くにいたのだから、ラナがいるのを知るのは至難の業ではなかったか。TVゲームやパソコンなどがないこの時代、視力も聴力も非常に良かったのだろうか。
 次に、もしラナがいると知ったとしても、距離が離れているので、捕まえるのが大変である。ラナもかなり身体能力が高いので、森の中に逃げ込めば逃げ切れそうであるが。
 悲鳴を上げた後、気絶して倒れてしまったところを捕まった、と考えるのが一応納得のいく説明ではある。 
 
 ラナを救うためにファルコの翼に飛び乗ったコナン。ファルコの翼をモリでメチャクチャにする。
 よくこれでファルコが無事でいられたものだ。
 
 コナンを振り落とすために荒っぽい運転をするドゥケにモンスリーが
「なにしてんの!墜落させる気?」
 この時の“なにしてんの!”が、関西弁風アクセントで話されていて面白かった。

 コナン、大活躍するもガッツボーズがあだになり、翼から落ちていくことに。
 最後のあがきで、足の指で翼をつかむ。
 私も含め、当時見ていた人はこのシーンで驚いたと思う。
 このコナンの足の指の驚異は、今後も各シーンで描写されることになる。
 
 ところで、コナンのモリはファルコに突き刺さったまま。その後も活躍するコナンのモリは、その時々で作ったものだったのか。
 ともかく、初代のモリはここで終わりとなる。

 島に戻ったコナンは、瀕死のおじいから20年前の出来事について聞かされる。
 なかなか印象的な回想シーンである。
 しかし、考えれば考えるほど疑問に思う点が出てくる。

 おじいは、9人の仲間と一緒に、宇宙に脱出しようとして失敗、この島に落ちたのだという。
 ロケット小屋は地面に突き刺さっているので、空から落ちてきて突き刺さったのかと思っていたが、あの落ち方は奇妙な軌跡を描いている。
 始め水平に落ちてきて、ちょっと上がって反対向きに突き刺さっていた。
 こんな落ち方があるのだろうか。

 また、宇宙に逃げるつもりだったというが、一体どこに行くつもりだったのだろうか。
 宇宙に逃げても、どこかに着かないとやがて空気も水も食糧もなくなるだろうに。
 月に基地があったり、宇宙ステーションがあったのだろうか。

 島に着いた10人は、どうやら男7人と女3人という構成らしい。
 やがてコナンが生まれたというが、生まれたのはコナン一人なのだろうか。
 何で他に子どもが生まれなかったのだろうか。

 映像を見る限り、おじいは他のメンバーと同じくらいの年代に見える。
 リーダーだったようだから、いささか年上かもしれないが。
 コナンの父も母も死んだと言っているが、おじいも同じくらいの年代だから、おじいさんというより、父親と言うのがふさわしいような気がする。しかし、見かけはまぎれもなくおじいさんである。長年の苦労で年齢以上にふけてしまったのか。

 そして、他のメンバーより年上と思われるおじいだけが生き残って他のメンバー全員が先に死んでしまったのはなぜか。
 コナンがまだ12,3才の子どもだということを考えても、その父母が死んでしまうにはまだ早すぎる気がする。
 伝染病でも流行ったのだろうか。

 仲間を見つけろ、と言い残しておじいは死ぬ。
 この後のコナンの感情表現はすごい。馬鹿力で石を割り、海に落とす。
 悲しいと力が出なくなり、立つことすらできなくなる私とは正反対である。

 ファルコは翼の修理のため、バラクーダ号に寄る。
 ダイス船長、初登場。永井一郎さんのテンションが高く、他の人のセリフより1段と大きく聞こえる。
 ダイスとモンスリーの仲が悪いのがありありと分かる会話。
 陰で悪口を言いながら表面上は親しみ深く話し掛けているダイスと、徹底的にダイスに憎まれ口をたたいて辛辣にやっつけるモンスリー。
 どちらもタダモノではない有能な大人だと分かる描写である。

 ダイスとモンスリーの会話を聞いていると、どうやらラナはバラクーダ号に捕らわれていたが、隙を見て逃げ出したらしい。
 ラナは残され島の海岸に打ち上げられるわけだが、しかし、どうやって残され島まで辿り着いたのだろうか。
 たまたまバラクーダ号が残され島の近くを通った時、逃げ出したのだろうか。
 20年間の間、バラクーダ号が残され島を発見していなかったというのは、残され島がインダストリアともハイハーバーとも、そしてプラスチップ島とも離れていることを暗示しているように思うのだが。
 それとも、ラナは、ボートやフライングマシンなどといった乗り物を使って脱出したのだろうか。
 そこら辺、意地悪に突っ込んでもらちが明かないのだが。

 そして、コナンはボートを作って島を出る。


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posted by SF Kid at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 未来少年コナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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