2008年04月27日

未来少年コナン 第3話 はじめての仲間

 コナンが作ったヨット、中にも入れるんですね。便利ですね。
 しかし、何で左右非対称なんだろうか。大小のドラム缶?のようなもので作っているのだが、何で同じ大きさので作らなかったのだろうか?船体力学上に非対称の方がいいのだろうか?昔から気になっていたのである。
 
 竜巻が何本も立つ悪天候の中、ヨットの中で横になって足で魚をとって食べるコナン。
 そうか、コナンのパワーの秘密は“魚”だったんだ。
 数年前、週刊誌の見出しで、高橋尚子のパワーの秘密は魚を皮まで食べること、と書いてあったことを見たことがある。
 魚にはカルシウムやDHAも含まれており、体にも頭にもいい健康食である。
 コナンは天候の記録をつけている。野性の中で育ってはいても、なかなか知的な習慣である。
 


  
  
 ついに、プラスチップ島に到着。
 番組内ではジムシーが「俺の島」と呼ぶこの島の名前、番組内では名前は出て来ない。
 各種ウェブサイトや参考書では、「プラスチップ島」と呼ばれています。
 
 ジムシーが住む方面は、木が生い茂った緑豊かな地域であり、その奥には、昔の町の廃墟がある。
 この廃墟の街並みは、ハイハーバーの街並みに良く似ている。
 そして、島の反対側は昔のゴミ捨て場の跡のようで、そこからプラスチップを取り出して石油に再生しているようである。
 なかなかいい島なのに、物語ではその後出てこないのが残念です。
 のこされ島は最終回に植民団が派遣されるし、サルベージ船すらその後再登場しているのに、ジムシーの故郷であるこの島は、
忘れられた存在となっていた。その後ジムシーが“俺の島”を思い出し、第2の植民団が派遣されればよいのだが。
 
 ジムシーのマントは、コナンが作ったヨットの帆で作ったもの。ジムシーはその後最終回まで、借用し続けております。

 コナンとジムシーが遭遇してからの二人の争い。
1)まず、口で罵り合い
2)次に、技術対決(弓とモリ)
3)最後に、スポーツ・格闘技(鉄棒、かけっこ、力比べ)
 
 暴力や、武器を持っての殺し合いではなく、平和的な争いの方法である。
 これは示唆に富むプロセスでは?
 
 それにしても、生まれてから親切なおじいと二人きりで生活してケンカしたことないコナンであるが、口の悪いジムシーと互角に口げんかしていた(口真似が多かったが)。
 私は子ども時代、悪意を持って意地悪してくる子に対してうまく対処できなかった。敵と戦うのも能力がいるのである。
 その点、コナンは状況に対応能力があり、頭が良くて口も回る、ということが分かる。

 仲直りしてジムシーの小屋に招待されたコナン。カエルをもらうが、戸惑う。ジムシーはカエルを美味そうに食う。
 私はカエルは食べたことないが、うまいのだろうか。食用ガエルは食用だからそんな名前が付いているのだろうが。
 宮崎監督が田舎で育った少年時代の経験が描かれているとしたら、やはりカエルを食べていたことになる。
 大トカゲを、この島で一番うまいと言うなど、魚介類中心のコナンに対し、ジムシーは地上の生物の肉食中心の食生活。
 海の近くに住んでいながら、魚介類を食べている気配がない。そこら辺、面白い。
 
 裸足のコナンに対し、ジムシーは靴を履いている。いや、コナン以外の人物は全て靴を履いているのであるが。
 しかし今回、ジムシーの靴の描写が目立った。
 裸足であることがコナンのスーパーマン的野生性の証明である。
 
 翌朝、バラクーダ号が入港。ダイス船長、またまた登場。なかなか有能そうな鬼監督、という風情である。
 石油に再生するためにゴミの中からプラスチップを取り出し、インダストリアに運ぶのが目的のようである。
 プラスチップを石油に再生、とは、すごい技術だ。それが可能なら、エネルギー問題も解決のめどがつく。
 私が子どもの頃、初回放送時に見ていた時、プラスチップを石油に再生、なんていう設定は理解できなかった。
 これに限らず、コナンの世界はなかなか理解できるもんではなかった。
 今でこそ小難しいことを書いているが、初回放送当時はまるで理解できなかった、ということを告白しておきます。
 
 カエルやネズミをタバタバに交換するジムシー。
 ネズミを食べるとは。しかしこの時代では貴重なタンパク源となっているのだろう。
 
 元気な人はインダストリアに連れて行かれ、島に残っているのは年寄りばかりだ、とジムシー。
 なるほど皆元気がない。コナンのおじいほどの精悍さはなく、皆ぐったりした印象。何でこんなになったのだろうか。
  
 ところで、“プラスチップ”は“プラスチック”とは違うのだろうか。
 
 タバタバを吸って仲間の契りを結ぶコナンとジムシー。
 ジムシーから、バラクーダ号はインダストリアから来ていると聞き、インダストリア行きを決めるコナン。
 次回はいよいよバラクーダ号に乗ってインダストリアへ。
 次回が楽しみです。

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posted by SF Kid at 23:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 未来少年コナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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未来少年コナン 第4話 バラクーダ号
Excerpt: レポートが実際の放送より遅れているのですが、今回も第4話の視聴レポートを、旧ブログの2004年11月28日付に書いていた分を加筆訂正して掲載。
Weblog: SF KidなWeblog
Tracked: 2008-05-04 12:39